よくある質問FAQ

畳について

Q. 畳は何がいいの?

A. い草は、身体に良くない二酸化窒素を吸収し空気を浄化する働きと、夏は湿度を吸収し、冬は排出するという高温多湿の日本の風土にあった素材です。
ご存知のとおり畳にはイ草の独特の香りがあります。
この香りは、嗅覚を刺激し精神を安定させる作用があります。
柔らかく弾力があるので転倒したときも衝撃を吸収してくれるので怪我がすくなく、その感触も身体に安らぎを与えてくれます。

Q. 畳の替え時は?

A. 畳の上を歩いていてデコボコがあるのを感じたり、フワフワするところがある靴下などにい草のささくれが付くなどであれば替え時です。
畳の替え方には種類がありますので以下でご紹介いたします。

■畳の替え方の種類
新畳 畳床も含めて畳全体を新品に取り替えることです。取り替える目安は弾力がなくなったり、凸凹が激しくなったり大きな隙間が出来てきたら畳替えを検討してください。
表替 畳表が傷んできたら畳床をそのまま生かして新しい畳表に取り替える作業です。同時に畳縁も新しく取り替えます。3〜5年目頃が替え時の目安です。
裏返し 新畳を入れてから2〜3年目頃畳が日焼けしたり、傷み始めたら畳表を裏返しにして張替える作業です。
同時に畳縁も新しく取り替えます。
※畳表の傷み具合が進みますと裏返しができない場合があります。

Q. 畳の敷く位置は決まっていますか?

A. はい。畳は手作業で微調整しながら、敷くスペースに合うよう個別に整形していきますので微妙にサイズが異なります。
畳を移動させたり一旦片付けされる時は、裏面に番号をマジックで書くなどして、あとで分かるようにしてください。
番号を付けるときは碁盤の目に線を引き、全体のどの位置にくるのかを図示しておくと、さらに分かり良くなります。

畳の掃除とお手入れについて

Q. 畳に良い掃除の方法は?

A. 掃除の際は固く絞った雑巾で畳の目に沿ってふきます。お湯を使うと畳表の乾きが早くなります。
掃除機を強くかけると畳表を傷めやすいです。畳の目に沿って軽く触れる感じでゆっくりとかけて下さい。

Q. 畳のお手入れ方法は?

A. 畳の床が「わら床」の場合は、年末の大掃除の時にでも戸外へ出して、天日干しをした上でホコリを叩きますが、最近の住宅で一般的に使われている「建材床(木製の畳ボードとポリスチレンフォームを組合せた床)」の場合は、できれば2年毎に畳を少し上げて畳の側面や裏側のホコリを払い、掃除機をかけると良いです。
「建材床」は軽量ですので昔に比べれば気軽にお手入れできるようになっています。
■その他の汚れやへこみに対しておすすめのお手入れ方法
しょうゆや灯油などをこぼしてしまった 小麦粉などをふりかけて水分を吸収させてから、ブラシでかき出しながら掃除機で吸い取り最後に雑巾がけをしてください。
キッチンペーパーなどでそっと水分を吸い取ってから雑巾がけをしても良いです。
クレヨンが付いた時 乾いた布にクリームクレンザーをつけて少しづつ拭き取ってください。
マジックが付いた時 マニュキュアの除光液で少しづつ拭き取って下さい。
家具の跡が付いた時 へこんだところを霧吹きなどで湿らせ、湿った布などを置いてスチームアイロンをかけると目立たなくなりますが、畳の上に物を置くときは、敷き板をご使用いただくほうが良いでしょう。

ダニ・カビ対策

Q. ダニの発生を予防するにはどうしたらいいですか?

A. 畳の上をこまめに掃除し、人の垢・食べこぼしが残らないようにすることです。
カビの場合と同じように部屋の換気や天日干しが一番です。
加湿器の過剰使用や、ペットを飼っていたり、畳の上にカーペットなどを重ね敷きをしていると発生しやすくなります。
最近では、ほこりがたちにくく、またダニの餌となるカビの発生を抑制する、和紙を使った畳表が登場しています。
当社では特に、ハウスダストやアレルギー対策に気遣っておられる方に、この和紙表をおすすめしています。

Q. ダニが心配なので市販の殺虫剤を使いたいのですが…。

A. スプレー式なら大丈夫ですが、ピンを突き刺すタイプのものは畳床によって不向きな場合があり注意が必要です。
畳の下に敷く防虫シートを使ったり、過熱乾燥をするという別の方法がお勧めです。

Q. カビが発生した場合の処理方法は?

A.

天日干しをするのが一番です。出来ないときは、充分に乾燥させてカビを取り除き掃除機をかけて下さい。
その後、中性洗剤やアルコールまたは防カビ剤を布に浸み込ませ拭き取った後、乾燥させて下さい。